冬場のスキンケアの難しいところは、夏場よりも乾燥をケアしつつ、肌トラブルもケアしなければいけないところ。
オイルイン系の基礎化粧品がことごとく合わないうえ、今年はとんでもなく合わない保湿クリームに出会ってしまいました。
おかげで冬序盤にどえらい肌荒れに。
そんな状態のお肌を奇跡的に短期間で修復することに成功しました。
ニキビや乾燥肌など肌トラブルが改善されるだけでなく、毛穴も小さくなったのが嬉しい誤算。
今回は私がやっているスキンケア方法について、次回は実際に使用しているアイテムについて、2本立てでご紹介します。
特に今回のスキンケア方法は、私と同じアイテムを使っていなくても今日から実践してもらえる内容です。
ぜひ皆さんも参考にしてみてくださいね。
今回のポイントは〝肌力〟アップ

私のスキンケアの一番の目的はリセット。
乾燥に対してもアプローチしつつ、ニキビができにくいお肌にしていくうえで、〝肌力〟はとても重要です。
そのためにも、今実際に毎日行っているスキンケアでは、スキンケアの基本とやりすぎないことをとても大事にしています。
肌力とは?
肌力とは、肌自身が持つ力のことです。
本来、皮膚はある程度自らの状態を保つことができます。
重たいクリームをつけたり、高い基礎化粧品を使わなくても、状態を保つための保湿力を持っているはずなのです。
それが低下しているのが今の私。
原因はいろいろありますが、長年のニキビや乾燥による肌トラブルや、それを修復するためのケアによって、肌力が低いのはわかっていました。
また、毎日毎日丁寧にたくさんケアをしていると、お肌は「あ、これだけやってくれるんだ」と思って、徐々に力が弱まっていくそうです。
今回はいい機会なので、リセットしつつ、肌力をアップしていきます。
朝のスキンケア

- STEP.01洗顔
水の温度は冷たいとぬるいの間くらい。
熱いお湯で顔を洗うと、必要な油分まで取り除いてしまうので注意が必要です。洗顔料を泡立てネットでしっかり泡立て、濃密なふわっふわの泡を作ります。
できるだけ手早く、お肌をこすらないよう、泡で顔を洗います。洗い流すときは洗い残しのないよう、20回を目安に流します。
- STEP.02化粧水
化粧水を手に取り、肌に押し込むようにして塗布します。
こすったりパッティングしないよう、優しくそっと押し込んでください。
- STEP.03美容液
使用する場合は化粧水と同じように、押し込むように塗布します。摩擦にならないように気を付けて。
- STEP.04保湿
乳液やクリーム、バームなどを使用し、分厚くならないように保湿します。
この時もお肌の上にのせてから伸ばすのではなく、一度手のひら全体に広げてから、そっと肌を包み込むようにして塗布します。
- STEP.05日焼け止め
メイクをする場合で、日焼け止め効果の高いコスメを使用する場合は無くてもOK。
メイクをしない場合は、部屋に居てる場合でも紫外線の影響がありますので、SPF低めの肌に優しい日焼け止めを使用するのがおすすめです。
また、ビタミンC美容液を使用する場合は、紫外線を浴びるとシミなどの原因になることがありますので、必ず日焼け止めとセットに。
つけるときは、保湿するときと同じように、こすらないようにして付けてください。
日中に気を付けてほしいこと

日中に気を付けてほしいのは乾燥と冷え、そして水分補給です。
乾燥
冬は空気が乾燥しているうえ、暖房をつけることによりより乾燥します。
夏でも空調の影響で乾燥を感じることも。
オフィスや自宅。
ご自身が身を置く場所は、加湿器などで快適な湿度になるようにしてみてください。
また、乾燥やツッパリを感じたら、保湿クリームなどを使ってくださいね。
冷え
冬だけでなく、冷房を入れる夏場も注意が必要です。
冷えによって代謝が悪化してしまうと、免疫も低下してしまいます。
代謝が悪いのは勿論のこと、体調もお肌に大きく影響しますので、体調管理のためにも冷え対策を。
水分補給
体の水分が少ないと、お肌はぐんぐん乾燥していきます。
水を飲む習慣がない場合は、水を飲むだけでグッとお肌の調子が良くなることも。
日中の水分補給はできるだけ心がけてくださいね。
夜のスキンケア

- STEP.01クレンジング
クレンジングをするときは、クレンジング剤は適量を。
少なすぎると摩擦の原因になります。こすりすぎないよう、手早くメイクを落とします。
すすぐときは20~30回くらいを目安に、しっかりクレンジング剤を落としてください。
朝の洗顔の時と同じく、冷たいとぬるいの間くらいを意識して。
- STEP.02お風呂
顔や体を洗う時のシャワーの温度はぬるめの36℃〜38℃くらいに設定しておくことをおすすめします。
熱すぎる温度は必要な油分を洗い流してしまい、乾燥など肌トラブルの原因に。
特に冬場は熱いシャワーやお風呂を気持ちよく感じますが、表面温度は上がっても体の芯は温まらないのです。
入浴の際は、少し低めの温度で長くがポイント。また、低すぎる温度もシャンプーやボディーソープの洗い残しにつながるので、低すぎるのも良くありません。
洗髪には40℃が良いようです。
- STEP.03化粧水
入浴後はお肌の油分のバランスが崩れています。
化粧水には、肌本来の保湿力が戻るまでのつなぎになるという、重要な役割があります。
できるだけ早く、長くとも10分以内に化粧水をつけてください。朝と同じように、化粧水を手に取り、肌に押し込むようにして塗布します。
こすったりパッティングしないよう、優しくそっと押し込んでください。 - STEP.04美容液
使用する場合は化粧水と同じように、押し込むように塗布します。摩擦にならないように気を付けて。
毎日美容液を使用すると、肌力が弱まってしまう原因になることもあります。
使用頻度は抑え目で、しっかりケアしすぎないのが◎。 - STEP.05保湿
朝と同じく、お肌の上にのせてから伸ばすのではなく、一度手のひら全体に広げてから、そっと肌を包み込むようにして塗布します。
肌本来の保湿力を高めたいので、夜の保湿はしすぎないようにしましょう。
- STEP.06就寝用マスク
就寝用マスクを使用すると、喉の保湿をしてくれるだけではなく、肌に髪やホコリ、雑菌が付着するのを防いでくれます。
また、寝ている間の摩擦を防止してくれます。
すごくおすすめです。
実際に私が使用している就寝用マスク。
まったく苦しくなく、やわらかくて気持ちいい生地なのでとても気に入っています。
1枚お試しに買ったのですが、すぐ洗い替えがほしくなってリピートしました。
スキンケアはとにかく丁寧に

スキンケアをするときは優しく、丁寧に。擦らない、刺激を与えないように意識するのが一番大事です。
そうしていると、今まで使っていたスキンケアアイテムでも、びっくりするほど肌の調子が変わります。
というか、変わりました。
摩擦ダメージが減ったこと、保湿をし過ぎないことによって肌本来の力が少し戻ったことで、ぐんと肌の調子が良くなりました。
乾燥肌だったのがうそのように、今までのように重たく保湿をしなくても、ツッパリやかさつきを感じることがなくなりました。
乾燥が軽減された影響かニキビが減りました。
特にびっくりしたのが毛穴。
各段に小さくなって、頬など皮膚の薄い部分の毛穴が真っ先に目立たなくなりました。
最初は一つひとつの動作を丁寧に、と聞くと面倒くさそうに感じると思います。
ですが特別な技術は必要なく、今まで肌の上に指を滑らせてケアをしていたなら、上から包み込むように変えるだけ。
熱い温度で顔を洗っていたなら、ちょっと温度を下げるだけ。
なのに、丁寧にしていると、ササッと済ませていた時よりも自分の肌をよく見るので、肌の状態がわかるようになったり、効果もよくわかるようになります。
今まで使用していたアイテムでもできますし、アイテム数を減らしてもきっとお肌の調子が良くなると思います。
損はないので、騙されたと思ってぜひやってみてください!