こんにちは! いらです。
よく美容のお話をするときに「水を2L飲もう」と聞きます。
でも水って、たくさん飲めば良いわけではなく、気をつけなければいけないことも。
本日は水を飲むにあたって気をつけてほしいことをお話しします。
水は飲んだ方がいい?

人の体からは汗や尿などの排泄で、一日2.5L程度の水が失われるそうです。
もちろん、失われた分は摂ってあげないと、体はどんどん水分不足に。
以前、「水分は人体機能の重要な部分に優先的に分配される」と生理学の専門家の方から伺いました。
つまり、心臓を中心とする内臓、血液などの体液に先に割り振られ、最後の最後に皮膚や髪などにいきわたる。
水分が不足しているとき、ダイレクトにダメージを受けるのは、今私達がいろいろ試して悩んでいるお肌です。
あまり意識せずに生活していても、食事からも水分は摂れます。だいたい1Lだそう。なので、あと1.5Lは欲しい。
そして、今お肌が乾燥していたり、乾燥肌によるダメージがあったりする場合は、プラスでもう少し、水分が欲しいのです。
水分に含まれない飲み物

- カフェインを多く含む飲み物(コーヒーなど)
- お酒
これらの飲み物は、利尿作用が強く、飲んでも尿として水分が出て行ってしまいます。
特にお酒は、飲んだお酒の量よりも多くの水分が失われるという研究結果も出ているそうなので、飲んだらそれ以上の量の水分補給をしましょう。
また、糖分の多いジュース類を飲み過ぎると、水分と一緒に糖質がため込まれてむくみの原因になるそうです。
なぜ水分補給に水が良いか

ジュースなどの飲料は、糖分など、たくさんの成分が含まれています。
身体の中でいろんな処理が必要になるので、水分として吸収するのに時間がかかってしまうそう。
それに比べ、水は不純物の少ない飲料で、胃腸の負担軽減、他の飲料に比べ早い吸収が見込めます。
してほしくない水の飲み方
食事中にたくさん飲む

食事中にたくさん水分を取ると、消化酵素が薄まってしまって消化不良の原因になります。
胃腸の状態が悪くなると肌荒れにダイレクトに影響してしまうので、飲みすぎには注意しましょう。
冷たい水をたくさん飲む

冷たい水は、胃腸への負担が大きくなります。
冷たい水は身体への吸収が早いと言われているので、スポーツ後などすぐに水分を身体に届けたいときや、スッキリしたいときには効果的です。
普段は冷たすぎない水を飲んだ方がよさそうです。
一気に飲む

身体が1回で吸収できる水分量は、200mL~250mLとのこと。
水が尿として出てしまいやすくなります。
また、一気に飲み過ぎてしまうと、体内のバランスが崩れ、水中毒の原因にも。
一気飲みではなく、こまめに水分を摂るようにしましょう。
水が苦手な人に試してほしいこと
水がどうしても飲めない、苦手、という方は、いつも軟水と硬水、どちらを飲んでいますか?
水にも味や特徴があって、もしかしたら自分の好みと違う方を飲んでいるのかもしれません。
まさに私がそうで、今まで硬水ばかり飲んでいたてとても苦手に思っていたのですが、軟水を飲んだとたん、飲めるようになりました。
販売している水には大抵書いてありますので、試しに硬度を気にして水を選んでみてください。
WHO(世界保健機関)の基準
硬度(mg/L) | |
---|---|
軟水 | 0~59 |
中程度の硬水 | 60~119 |
硬水 | 120~179 |
非常な硬水 | 180 |
軟水の特徴
ミネラルが少なく、肌や胃腸に優しいお水です。
胃腸への負担が少ないので、赤ちゃんや胃腸が弱っている人でも安心して飲むことができます。
口当たりがまろやかでさっぱりとした風味です。
日本のほとんどの水道水は軟水なので、軟水が好みの場合は水道水でも◎。
ただし、水道水には水質を保つために塩素が含まれるので、浄水機は付けてくださいね。
硬水の特徴
カルシウムやマグネシウムなどのミネラルを含み、ミネラル補給におすすめ。
マグネシウムは便秘解消も期待できるそうです。
ただし、飲み過ぎると下痢の原因にも。
口当たりが重く、ほのかな苦みと匂いがあります。
マグネシウムが多い水だと、美味しくないと感じる場合もあるそうです。
水道水を飲む場合は
日本の水道管は老朽化が進んでおり、鉛をはじめとする様々な成分が含まれている可能性があります。
水道水を飲む場合は、一度浄水器を通すようにした方が安心です。
浄水器には浄水能力の記載があります。
除去項目数、除去率を確認してご購入ください。
水を飲む環境作り
朝、寝る前など、飲んだ方が良いタイミングは勿論あります。
「こういう時に飲む」というタイミングを決めて飲むのも勿論いいと思います。
ただ、私はその方法ではうまくいきませんでした。
そういう方は、意識しなくても水を飲める環境づくりをして、確実に水分を取れるようにしていくのも手かなと思います。
元々は、食事時間以外は一日一杯飲めば御の字というくらい、水を飲まなかった私ですが、私は以下のようにしたら、水を飲むようになりました。
- そばに置いておいていつでも飲めるようにする
- どれくらい飲んだのかわかりやすくする
気づいたときに一口。
仕事でふーと息をついたときに一口。
そんなふうに自然と手が伸びるので、一気飲みを避けられますし、目に見えることでペース配分もしやすいです。
デスクに出しっぱなしにしてあれば、冷たい水を飲むことも避けられます。
私は1Lのボトルを使っていて、午前中に1本分、午後に1本分飲むようにしています。
午前中あんまり飲めなかったな……というときも、焦って一気に飲まなくて大丈夫。
そのまま無理のないペースで、午後にもう少し飲めそうだったら継ぎ足してください。
最近また水を飲む量が減ったなあと感じたので、おニューの水筒を買ってみました。
- 1000ml入るので注ぎ足しが少ない、計算が楽
- ストロータイプなので作業をしながら飲みやすい
仕事で考え事をしている時などに、自然と手が伸びてちゅーっと水を吸っています。
無理せず水分を摂る量を増やして

モデルさんが飲んでるから!
飲んだ方が良いと言われているから!
と、無理に頑張らなくて大丈夫。
普段飲んでいなかったなら、昨日よりちょっと多い量を飲めれば御の字です。
少しずつ増やしていけば、2Lなんてあっという間です。
水分を摂取することは、お肌だけでなく、身体にとって良いことです。
血液の濃度が変化し血流が良くなる
リンパや排泄行為によって老廃物の排泄を促す
などの効果も期待できます。
今あんまり水を飲めていないなーという方は、ぜひこの機会に意識してみてくださいね。